大相撲観戦の醍醐味といえば、力士たちの迫力ある取り組みはもちろん、枡席で楽しむ飲食やお土産もそのひとつです。特に、初めて観戦する方にとって「枡席って飲食はできるの?」「お土産は何がもらえるの?」といった疑問は多いのではないでしょうか。この記事では、相撲観戦をさらに楽しむために、枡席の基本情報からチケットの種類、お土産の詳細、そして予約方法までを網羅的に解説します。

Contents
相撲の枡席で楽しめる飲食とお土産!知っておきたい基本情報
相撲の枡席は、靴を脱いでゆったりと観戦できる特別な空間です。友人や家族と座布団に座り、お弁当やお酒を楽しみながら観戦するスタイルは、日本の伝統的な文化を感じさせてくれます。
相撲の枡席では飲食はできる?気になるマナーやルール
枡席では飲食が自由に楽しめます。お茶屋(相撲案内所)を利用すれば、売店に買いに行かなくても、お弁当や飲み物を席まで運んでもらえます。
ただし、国技館内への飲食物の持ち込みは原則として禁止されています。また、枡席は土足厳禁で、定員を超えて利用することはできません。他の枡席への立ち入りや移動も禁止されているため、観戦マナーを守って楽しみましょう。なお、お茶屋さんを利用する際は、心付けを渡すのが昔からのマナーとされています。
大相撲のお土産セットには何が入っている?気になる中身を解説
大相撲のお土産セットは、観戦の記念になる豪華な品々が詰まっています。お土産セットの種類は、「横綱セット」「松セット」「竹セット」「梅セット」の4種類があり、それぞれ内容が異なります。
一番高価な「横綱セット」には、上幕の内弁当、焼き鳥、袋物、お菓子、あんみつ、甘栗などの飲食関係の品に加え、陶器やパンフレット、煎餅なども盛り込まれています。特に焼き鳥は「格段においしい」と評判で、東京駅の駅弁コーナーでも販売されているほどです。
お土産の内容は、お茶屋さんによって違いがある場合もあります。例えば、相撲案内所の「本家」が提供するお土産セットには、大相撲関連のデザインが施された漆器・陶器・布・紙製品の中から2点の「相撲土産」が含まれており、これらは興行以外では販売されない希少な品です。

お土産なしのチケットはある?枡席のチケットの種類を比較
枡席のチケットは、お土産やお弁当などのサービスなしでチケットだけを購入することもできます。この場合は、日本相撲協会HPなどで購入が可能です。
一方で、相撲案内所を通じて購入する観戦プランには、お土産セットが最初から含まれているものがあります。お土産が不要な場合は、チケットのみの購入も選択肢のひとつです。
枡席のチケットとお土産の料金はいくら?
相撲観戦にかかる費用は、チケット代だけでなく、お土産や飲食の料金も含まれます。ここでは、それぞれの料金について詳しく解説します。
大相撲の枡席のチケット料金は?お土産付き・なしの値段を比較
データベースには具体的なチケット料金の記載はありませんが、お土産セットの料金は複数の種類があることが分かっています。例えば、お土産セット単体の料金として「横綱セット」が11,070円、「松セット」が7,710円、「竹セット」が5,550円、「梅セット」が3,910円という価格設定が過去にありました。
チケットとセットでお土産を購入するか、チケットのみを購入するかは、予算や希望に応じて選ぶことができます。
お土産セットだけの購入はできる?単品の値段もチェック
お土産は、セットだけでなく単品で購入することも可能です。単品購入であれば、自分が欲しいものだけを選べるため、予算を抑えられます。
データベースには、焼酎(300ml)や特選酒(300ml)がそれぞれ780円、国技館ワインが1,080円、サンドウィッチが870円、オードブルが1,150円という料金の記載がありました。また、単品購入の場合も、お土産選びは熱が入ってしまうほど充実したラインナップです。

相撲の弁当はいつ食べるのがベスト?料金や種類も紹介
相撲観戦中の飲食は自由なため、弁当を食べるタイミングに決まりはありません。お弁当は、お酒のおつまみとしても好評で、ご昼食としてボリューム満点な「上幕の内二段御膳」や「炊込お弁当」など、豪華なものが用意されています。
升席では飲食ができるのか、升席で食べられる食べ物の値段はいくらくらいなのか、味はどうなのか、評判はどうなのかといった疑問を持つ方も多いでしょう。私の経験上、枡席で提供される飲食物は、一般的にデパートの駅弁コーナーで販売されているお弁当やお惣菜よりも価格は少し高めですが、その分、観戦の特別感を味わえる品質と味だと感じています。特に、豪華な三段重弁当は見た目にも華やかで、観戦の思い出を一層深めてくれます。味の評判については、全体的に満足度が高い傾向にあり、特に焼き鳥は多くの観戦者から絶賛されています。
【エリア別】お土産セットの種類や中身は違う?
大相撲は東京の国技館だけでなく、各地方でも開催されます。お土産セットの内容は、場所によって異なることがあるのでしょうか。
大阪場所のお土産セットは特別?他の場所との違いを解説
大相撲の大阪場所のお土産セットは、毎年大阪三月場所限定の商品が提供されるなど、特別なものになっています。相撲案内所の「本家」では、可能な限りデザインから商品選別までを一貫した別注にこだわり、大阪三月場所限定の商品を提供しているとのことです。
また、大阪場所では、お土産セットの内容として「上幕ノ内二段御膳」や「炊込お弁当」、さらに大相撲関連のデザインが施された「大相撲土産」が2点付くといった詳細な情報が記載されていました。
お土産セットはどこで受け取る?枡席までの流れを解説
お土産セットは、お茶屋さん(相撲案内所)を通じて購入した場合、若い衆と呼ばれる係の者が枡席まで運んでくれます。
大阪場所を例に挙げると、まず正面入口から相撲茶屋が立ち並ぶ通りを通り、指定のお茶屋でチケットを渡します。若い衆が席まで案内してくれる際に、飲食やお土産を席まで運んでくれるため、席に着くと同時に観戦と飲食を楽しむことができます。
また、重くて持ち帰りが大変な場合は、宅配便サービスを利用して自宅に送ることも可能です。国技館内には佐川急便の宅配便サービスが設置されています。
相撲観戦をさらに楽しむ!枡席のチケット予約方法と注意点
枡席のチケットはどのように購入すればよいのでしょうか。ここでは、チケットの予約方法や注意点について解説します。

大相撲のチケットはいつから買える?予約方法を解説
大相撲のチケットの発売時期について、データベースには具体的な記載はありませんでした。しかし、相撲案内所のホームページからのネット購入などの場合は、お土産が付いてこないチケットのみの購入となります。お土産を希望する場合は、事前に注文を済ませておくことが勧められています。
相撲案内所から購入するときのメリットは?
相撲案内所(お茶屋さん)を通じてチケットを購入するメリットは、至れり尽くせりのサービスを受けられる点にあります。浴衣にたっつけ袴姿の「出方(でかた)」と呼ばれる男性が、観客を座席まで案内してくれます。また、お弁当や飲み物、お土産の注文を受けたり、席まで運んでくれたりするため、仕事の接待に使う企業もあるほどです。
出方さんに骨折り(チップ)を渡すのも昔からのマナーとされています。
チケットを購入する上での注意点まとめ
チケット購入や観戦に際しては、いくつかの注意点があります。
- 再入場禁止: 一度退場すると再入場はできません。
- 飲食物の持ち込み: 国技館内への飲食物の持ち込みは原則として禁止されています。
- お土産の受け取り: 相撲案内所からの購入の場合、チケットのみで、無料のお土産が付いてくるわけではありません。出物の注文を済ませる必要があります。当日注文だと商品を揃えるのに時間がかかる場合があるため、事前に注文しておくとスムーズです。
これらの注意点を守ることで、より快適に大相撲観戦を楽しむことができます。
相撲の升席のお土産に関する情報のまとめ
- 枡席では飲食物の持ち込みが原則禁止されている。
- お土産付きのチケットは相撲案内所経由で購入できる。
- お土産はセット購入だけでなく単品でも買える。
- お土産セットには飲食関連の品や記念品が入っている。
- お土産セットの料金は過去に複数設定されていた。
- お茶屋さんを利用すると飲食物を席まで運んでくれる。
- お土産セットの中身は場所によって特別仕様がある。
- 観戦で出た重いお土産は宅配便で送ることができる。
- チケットのみの購入はお土産なしのサービスである。
- 相撲案内所の利用は至れり尽くせりのサービスがメリットだ。
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