多肉植物を庭に植えてはいけない理由は?不向きな品種と失敗しないコツ

うさぎくん

サボテンを庭に植えようと思うんだ!おしゃれになるかな

かめくん

あっ、うさぎくん。多肉植物は庭に植える時には気を付けないといけないことがあるよ。この記事で今から説明するね

庭づくりに多肉植物を取り入れたいと考える方は多いですが、実はすべての多肉植物が庭に適しているわけではありません。特に湿気の多い日本の気候では、地植えに向かない種類も多く、対策を知らずに植えると後悔してしまうケースもあります。本記事では「多肉植物 庭に植えてはいけない」とされる理由や、地植えする場所の選び方、雨ざらしでの管理ポイントまで丁寧に解説しています。また、セダムと多肉植物の違い、地植えで大変になるケース、さらにはおしゃれに仕上げるコツや寄せ植えでの工夫など、幅広い視点から情報をお届けします。あわせて「三大迷惑植物は?」「ローズマリーを庭に植えてはいけない理由は何ですか?」といった疑問にも触れ、家の庭に植えてはいけない植物を見極めるポイントも紹介しています。多肉植物を安心して庭で楽しむために、ぜひ最後までご覧ください。

記事を読んでわかること
  • 多肉植物が庭に植えてはいけない主な理由
  • 地植えに向かない多肉植物の特徴と対策
  • 地植えにおすすめの品種と適した環境
  • 庭で多肉植物を育てる際の注意点と管理方法
目次

多肉植物を庭に植えてはいけない理由と対策

家の庭に植えてはいけない植物は?

庭に植える植物は、見た目の美しさだけで選ぶと後悔することがあります。特に、繁殖力が強く手入れが難しい植物は要注意です。例えばミントやドクダミ、笹や竹などはその代表格で、一度根付くと除去が非常に困難になります。これらは地下茎でどんどん広がるため、隣家へ侵入したり、他の植物の生育を妨げたりします。加えて、桜や枇杷といった大型樹木も慎重に選ぶ必要があります。成長が早く、最終的には建物や配管に影響を及ぼすことがあるためです。こうした植物は、広い敷地や管理が行き届く環境でなければ不向きといえます。庭づくりでは、景観だけでなく、管理のしやすさと周囲への影響も考慮して植物を選ぶことが重要です。


三大迷惑植物は?

庭や花壇で「三大迷惑植物」とされるのが、竹・ミント・グレコマです。いずれも繁殖力が非常に高く、放置すると庭全体を覆いつくしてしまうことが少なくありません。竹は地下茎で猛烈に広がり、コンクリートの隙間さえ突き破って伸びていきます。ミントは一見可愛らしい香草ですが、繁茂力が強く、隣の植物の根域を侵食してしまいます。グレコマは匍匐性があり、芝生や花壇の隙間にも侵入して広がるのが特徴です。これらは一度植えると駆除が非常に難しく、物理的に根を取り除いても完全には排除できない場合があります。庭づくりの際には、「繁殖力が強すぎる植物」に要注意。管理が追いつかない植物は避けるのが無難です。


ローズマリーを庭に植えてはいけない理由は何?

ローズマリーは人気のあるハーブですが、庭植えにする際には注意が必要です。その理由は、成長速度と枝の広がり方にあります。ローズマリーは立性・匍匐性・半匍匐性のタイプがあり、いずれも自分勝手に枝分かれして成長しやすい特性があります。これにより、想定以上に大きく育ち、ほかの植物を圧迫してしまうことがあります。さらに、枝が密集しやすいため風通しが悪くなり、カビや害虫の原因になることも。加えて、剪定しないと木質化が進み、見た目も悪くなる傾向があります。庭に植える際は、定期的な剪定を怠らないことと、十分なスペースを確保することが重要です。手間を惜しまない人には向いていますが、初心者には鉢植え管理が向いています。


セダムと多肉植物の違い

セダムは多肉植物の一種ですが、すべての多肉植物がセダムというわけではありません。多肉植物とは、水を蓄える性質を持つ植物の総称で、セダム、エケベリア、ハオルチアなど、さまざまな属があります。その中でセダムは特に耐寒性・耐暑性・耐湿性に優れ、地植えにも適した品種が多いという特徴があります。一方、エケベリアやクラッスラなどは過湿に弱い種類が多く、雨ざらしや地植えには向かないことがあります。このように、同じ「多肉植物」でも性質は大きく異なるため、庭植えする際は「どの属か」「どんな性質か」をしっかり見極めることが必要です。セダムは比較的扱いやすいため、初心者にもおすすめされやすいグループです。


セダムの地植えが大変と感じる理由

セダムは丈夫な植物として知られていますが、地植えすると意外に手がかかると感じる人もいます。その一因は、繁殖力の強さです。セダムはランナーや茎でどんどん広がるため、気が付くと他の植物の領域まで侵食していることがあります。さらに、種類によっては夏の直射日光で葉焼けしやすく、真夏の管理には気を遣います。また、密に育つことで風通しが悪くなり、蒸れによって腐敗しやすい点も見逃せません。地植えだからと放置すると見た目も乱れがちになり、定期的な間引きや剪定が必要になります。このような点から、セダムは「植えっぱなし」で済ませたい人には不向きな側面もあると言えるでしょう。


セダムの地植えで後悔しないために

セダムを地植えして後悔しないためには、適切な準備と管理が欠かせません。まず、広がりやすい性質を理解し、あらかじめ植える範囲を制限する工夫が必要です。例えば、レンガや仕切り材で区画を作っておけば、不要な拡大を防げます。さらに、風通しを意識して間隔を空けて植えることで、蒸れや病気の発生も抑えられます。土壌は排水性の良いものを選び、長雨や湿気の多い季節には簡易的な雨除けを設けるのも効果的です。セダムは丈夫な植物ではありますが、「管理ゼロ」で美しい状態を維持するのは難しいのが現実です。ポイントを押さえて育てれば、グラウンドカバーとして非常に優秀な存在になります。

多肉植物を庭に植えてはいけないと知った後の対処法

多肉植物を地植えする場所はどこがいい?

多肉植物を地植えするなら、日当たりと風通しの良い場所が適しています。特に理想的なのは、午前中にしっかりと陽が当たり、午後からは半日陰になる場所です。強い直射日光を長時間浴びると、葉焼けを起こす品種もあるため注意が必要です。また、風通しの悪い場所では湿気がこもりやすく、根腐れや病気の原因になります。さらに、水はけの良い土壌であることも欠かせません。花壇に直接植える場合は、軽石やバーミキュライトを混ぜて排水性を高めておくと安心です。建物の南東側や東側の壁際など、日光と風をバランスよく確保できる場所が最も向いています。場所選びが成功のカギを握ります。


地植えの注意点とは

多肉植物を地植えする際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まず、湿気がこもりやすい場所は避けましょう。日本の梅雨や長雨の時期には特に注意が必要で、水はけの悪い土では根腐れが起きやすくなります。また、植え付けの間隔を詰めすぎると風通しが悪くなり、病害虫のリスクが高まります。さらに、寒冷地では冬越しが難しい品種もあるため、耐寒性を確認してから植えることが重要です。加えて、夏の強い日差しには遮光ネットなどで保護する工夫も必要になることがあります。地植えは見た目のナチュラルさが魅力ですが、環境に応じた丁寧な管理が成功のカギを握ります。


地植えにおすすめの品種

多肉植物の中でも地植えに向いているのは、湿気や寒さにある程度耐性のある品種です。例えば「セダム属」や「センペルビウム属」はその代表格で、グランドカバーにも使えるほど丈夫です。また「グラプトペタルム・朧月」や「エケベリア・七福神」なども比較的湿気に強く、見た目の美しさと耐久性を両立しています。こうした品種は、地植えや雨ざらしの環境でも元気に育ちやすいため、初心者にもおすすめです。ただし、見た目が似ていても、属によって性質が大きく異なることもあります。購入時は品種名と特徴をしっかり確認し、地域の気候や土壌に合った植物を選ぶことが大切です。丈夫な品種を選ぶことで、管理の手間も軽減され、地植え栽培の成功率が高まります。


雨ざらしでも育つ?

雨ざらしでも育てられる多肉植物は意外と多く存在します。特に「セダム」「センペルビウム」「朧月」などは、比較的湿気に強く、長雨や梅雨の時期でも枯れにくい傾向があります。ただし、どの品種であっても排水性の良い土壌は必須です。水はけが悪い場所にそのまま植えると、根腐れを引き起こしてしまいます。また、雨ざらしにする場合でも、梅雨や台風時には一時的に簡易な雨除けを設置するなどの対策が望ましいです。こうしたひと手間を加えることで、屋外でも健康に育てることが可能になります。雨ざらし=放置OKではない点を理解しつつ、環境に合った品種選びと工夫が育成のポイントとなります。


地植えをおしゃれに楽しむコツ

多肉植物をおしゃれに地植えするには、配置や色の組み合わせに工夫が必要です。まずは高さに差をつけることを意識しましょう。背の低いセダムは前方、ロゼット型のエケベリアやグラプトペタルムは中央に配置することで、立体感のある花壇が完成します。加えて、赤・緑・シルバーなど葉色の異なる種類をバランスよく組み合わせると、季節ごとの色の変化も楽しめます。さらに、流木・瓦・レンガなどの自然素材を取り入れることで、ナチュラルで統一感のある見た目に仕上がります。こうした工夫は手間がかかるように見えて、実は日常の管理をしやすくする効果もあります。見た目と実用性を両立させた配置が、多肉植物の魅力を引き立ててくれるでしょう。


寄せ植えで管理しやすく

多肉植物を管理しやすく育てたいなら、寄せ植えは非常に効果的な方法です。寄せ植えは複数の植物を一つのスペースでまとめて育てられるため、場所を取らずに済み、日当たりや水やりの調整もしやすくなります。また、同じ鉢の中に湿気に強いセダムと乾燥を好むエケベリアを組み合わせることで、互いの成長を観察しながら育て方を工夫することができます。さらに、季節ごとの模様替えも簡単で、飽きることなく楽しめる点も魅力です。ただし、品種によって生育スピードが異なるため、定期的な間引きや植え替えも必要になります。育成しやすさとデザイン性を両立させたい方には、寄せ植えが非常におすすめです。

外部リンク:株式会社アイダ設計 庭に植えてはいけない植物

多肉植物を庭に植えてはいけない:内容のまとめ

記事のまとめ
  • 多肉植物は湿気や過湿に弱いため、日本の気候では地植えに向かない品種がある
  • 地植えに不向きな多肉植物は、根腐れや病気のリスクが高まる
  • 日当たりと風通しがよく、午後は半日陰になる場所が地植えには理想的
  • 水はけのよい土壌を使用し、軽石やバーミキュライトで排水性を高める必要がある
  • セダムは多肉植物の一種で、耐寒・耐湿性が高く初心者向き
  • 一方で、エケベリアやクラッスラなどは地植えや雨ざらしに不向きな品種もある
  • セダムは繁殖力が強く、放置すると他の植物の領域を侵食する恐れがある
  • 地植えの際は植える範囲をレンガなどで区切って管理しやすくするのが有効
  • セダムは密に育つため、風通しの悪化による蒸れに注意が必要
  • 雨ざらしで育てる場合も、水はけのよい土と一時的な雨除け対策が重要
  • 多肉植物の中でも朧月や七福神は比較的地植えに向いている
  • 地植えをおしゃれに楽しむには高さ・色・配置の工夫が効果的
  • 寄せ植えは省スペースで管理しやすく、品種ごとの特性も生かしやすい
  • 繁殖力の強すぎる植物(竹・ミント・グレコマなど)は庭植えに不向き
  • ローズマリーは枝の広がりと木質化により、スペースと手入れが必要
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